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社員インタビュー

検査 2001年入社T.Kさん

冷静な分析が、品質に直結。
あらゆる仕事の礎を作る。

Profile

工業化学科を卒業し、高卒で入社。検査部の中核として、あらゆる部門と連携して活躍する。多趣味で、休日にはカメラや釣りなどを嗜む。

Profile

工業化学科を卒業し、高卒で入社。検査部の中核として、あらゆる部門と連携して活躍する。多趣味で、休日にはカメラや釣りなどを嗜む。

富山薬品工業に入社した理由を教えてください。

私は、高卒(工業化学科)でこの会社に入社しました。同じ学校の先輩方がすでに多数勤務しており、その先輩方から「いい会社だよ」と勧められたことと、条件面も優良な企業だったことが決め手となりました。実際に入社した後も、社員同士の仲が良い点やワークライフバランスを保ちやすい点、設備の充実具合なども含めて、先輩の言葉は間違いではなかったと実感しています。先輩方とは今も仲が良く、20年以上の付き合いになる先輩もたくさんいます。
高卒生の就活は、右も左もわからず不安になりやすいかと思います。富山薬品工業は社員同士の仲が良く面倒見のいい社風なので、高卒・大卒・院卒を気にせず、フラットな気持ちで働ける会社だと思います。

所属している検査部の仕事内容について教えてください。

私が所属する検査部は、その名の通り、製品や製品に使われる原材料の検査(分析)を行う部署です。高純度化学薬品の開発・生産は、富山薬品工業の事業の核といえる部分ですが、その礎を築く重要な仕事だと自負しています。
メンバーは私を入れて8名が在籍しており、それぞれ担当する業務(製品)が決まっています。私がメインで担当するのは医薬中間体原料やコンデンサ・めっき用途高純度薬品の分析です。メインで担当、というのは、メンバー全員が一通りの分析ができるように技術を習得しており、いざというときに助け合えるようにしているから。全員が分析のプロとして、日々勉強しながら技術を磨き、助け合ったり相談しあったりできる関係性を築いています。
また、関係性でいえば、検査部は社内のあらゆる部署・部門と関わりがあります。製造部門との連携はもちろん、開発部門から依頼を受けたり、営業と一緒になってお客様に提案する分析方法を考えたり、工場の排水管理にも分析が必要になるため管理部門に協力したりと、関わりのない部署というのがほとんどありません。製品の礎を築くといいましたが、実際には社内の“仕事”を回すための礎も築いているポジションです。

仕事で意識しているのはどんなことですか。

普段から、社内の色々な人とコミュニケーションをとっておくことと、客観性を常に保てるようにすることを大切にしています。
コミュニケーションについては、先ほども言ったように関わる人が多く、互いに助け合いが必要になるからです。働いていれば「急だけど、明日までにお願い」と頼られることも、「期日に間に合わないのでお客様に相談してもらえませんか」と頼ることもあります。お互いが、持ちつ持たれつ。助け合える関係だからこそスムーズにいく場面がたくさんあります。
例えば、お客様の想定数値と私たちの分析結果が異なった場合には、営業を通して先方の検査条件などを再確認することが必要です。そうしたとき、分析担当者と営業に信頼関係があることで余計な疑念を生まず、速やかな対処につながると考えています。
一方で、客観性は冷静に分析過程や結果、事実を捉えて、正確な数字を出すために必要な素養です。ある意味、コミュニケーションの話と矛盾するかもしれませんが、仲が良い間柄でも馴れあわず、仕事は仕事として正確な数値を出すことが大切だと考えています。
助け合っても馴れ合わない。周囲との適切な関係性が品質に直結する仕事だからこそ、必要となる素養です。

分析の仕事のやりがいについて教えてください。

中間工程分析を経て仕上がった製品が、きっちり設定規格値を満たしていたとき。それは、度重なる分析が全部正しかったのだと証明される瞬間でもあるので、やりがいや喜びを感じます。
製品は、私たちが担う分析の結果をふまえて調整し、また分析して調整し……ということを繰り返して作られていきます。一回一回の分析が正確でなければ、求める品質の製品は完成しません。その工程にはプレッシャーがかかり、若いころには「自分は今、正しくできているのだろうか?」と、答えのない中を進んでいる感覚になることもありました。製品完成の喜びは、そういう苦労と表裏一体なのかもしれません。
今は若手が悩んでいるときに「悩んでもあまり解決しないことが多いから、不安なら周りに相談してね」と声をかけるようにしており、当時の自分の経験を活かしています。

これから入社を希望されている方へメッセージをお願いします。

富山薬品工業は、化学が好きな人に向いている会社です。
当社は「品質の富山」として業界内での地位を確立していますが、それは創業以来絶やさずにいる化学への想いがあるからです。また、自己研鑽に励む人へのサポートを惜しまないので、私も通信制大学を卒業させてもらったり、資格取得時に会社の制度で補助を受けたりしました。分析機器類の充実具合は、よその大企業と比べても遜色なく、自社だけで分析から出荷までを一気通貫で行える環境が整っています。努力する人へのサポートを惜しまない会社だと、胸を張って言えます。
この会社は残業が少なく、有給休暇も取りやすいので、趣味の時間もしっかり確保できます。例えば、私はカメラが趣味なのですが、写真を撮るためだけに沖縄や北海道までヒョイッと出かけられるのも、この会社で働いているからだと思います。そして、その趣味の話を気軽に話せて、悩みを相談できる空気がこの会社にはあります。そうした富山薬品工業のよさを、志望者の方に知っていただければ嬉しいです。

とある1日のスケジュール

AM

  • 7:30

    出社
    渋滞を避けて早めに出社し、食堂で朝食

  • 8:30

    朝礼・書類チェック
    当日出荷製品の試験成績書を確認

  • 9:00

    分析機器の日常点検・較正
    結果の妥当性や信頼性を担保するためには欠かせません

  • 10:00

    分析

    • 試験管等を使った官能評価
    • 装置を使った機器分析
  • 12:00

    食堂にて昼食

PM

  • 13:00

    試料調製、機器分析

  • 15:00

    データ解析

    • 分析結果の原因探求
  • 16:00

    片付け、翌日の準備

  • 17:00

    退社

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