社員インタビュー
社内一丸のチームプレーで、
大型案件も確実に遂行。
Profile
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富山薬品工業に入社した理由を教えてください。
私は、工業高校から高卒で富山薬品工業に入社しました。「高校で専攻してきた化学の知識を職業として生かしたい」と考えていたところ、地元埼玉に工場を持つ富山薬品工業から、高校に求人が届いたのです。募集内容は製造に関するもので、自分の手足を動かしてモノを作り上げる製造の仕事が魅力的だったこと。それから、条件面も申し分なく、出身の埼玉県で働けることが理由で富山薬品工業への入社を決めました。
入社後は、今日までファインケミカル部の製品製造に携わり、自分で手掛けたものが形になっていく達成感を覚えながら仕事をしています。
仕事の内容を教えてください。
ファインケミカル部の技術担当として、仕事をしています。
入社直後の3年間は「製造」の仕事を担当し、その後は「生産技術」という、営業と製造の間をつなぐ橋渡し役の仕事をしてきました。具体的には、試作レベルの製品を中量産体制へと、スケールアップさせていく流れを取り仕切るイメージです。そこから、現在は技術担当として、生産の上流から下流まで、案件の一連の流れを管理する仕事をしています。案件全体を支えるポジションなので、これまで配属されてきた製造や生産技術での経験が生きる仕事です。もちろん、自分一人ではわからない部分もあって、そういう時には上長をはじめ、チームメンバーと相談し、助け合いながら課題に挑んでいます。
仕事のやりがいや喜びについて教えてください。
質と量の両方で、お客様の期待に応える製品をご提供できたときに喜びを感じています。
最近、私が担当していたもので、リピート受注を含め4000キロの大型注文を受けた案件がありました。その案件には、原料の分析方法の確立や、お客様からの要望に応える試作品の製造に携わっておりました。当初、試作品の受注は数百グラムでしたが、その品質と性能をお客様に評価していただき、千キロ単位の大型受注につながったという経緯です。
このとき嬉しかったのは、お客様の要望に応えるものを製造できたという点もそうですが、最初は数百グラムだった試作品を、品質を保ちながら千キロ単位に量産できたという点です。品質を保ちながら製品を量産するには、社内のさまざまな部署との協力が必要となります。
案件を持ってくる営業部門や開発部門はもちろん、質のいい原料を確保する資材部門や、正確な分析を行う検査部門など、製造に至るまでには本当に多くの部署との連携が欠かせません。また、製造したサンプルをお客様に出荷するには、SDS(安全データシート)を作成する品質保証部門や、対応したラベルを作成する業務部門との連携も必須です。社内のメンバーと一丸になってプロジェクトを遂行し、お客様の期待に応え、会社の売上にも貢献できた。そこには、案件全体を管理する立場だからこその喜びがあったと感じています。
また、製造現場に携わった過去の経験が役に立った嬉しさもありました。
仕事で意識しているのはどんなことですか。
普段からコミュニケーションを大切にする、仲の良い職場がいいなという思いがあります。実は、生産技術センターでは私が一番年下で、まだ後輩がいません。それでも、いつ後輩が出来てもいいように社員同士が相談しやすい環境を作っておきたいと考えています。趣味や悩み事の話はもちろん、「先輩、ミスしちゃいました……」といった、話しにくい内容も気軽に打ち明けられる職場の方が、先輩である私たちも安心です。萎縮して、ミスや言いにくいことを隠したくなる環境は、全員にとって良くありませんから。私自身がずっと後輩の立場だったからこそ、後輩がやりやすい環境を整えたいと思います。
これから入社を希望されている方へメッセージをお願いします。
富山薬品工業は、社員の将来を考え、きちんとした成長ステップを整えてくれる会社だと思うので安心して入社してほしいです。私の場合、最近では、会社の費用で通信制大学にも通わせてもらっています。2年前に入学し、先日、短大を卒業。今は3年次編入で大学の単位取得に励んでいる状況です。学部は経営学部なので今の仕事と直接関わりはしないものの、工場や組織を束ねる存在を目指していけたらと思います。
もちろん仕事と勉強、そして可愛い2人の子どもの父という、三足の草鞋を履く生活はちょっと忙しくて大変です。だからこそ、優先順位をつけて、大変なところから仕事をやっていき、同じ部署のメンバーと助け合う。元から残業の少ない会社ですが、そうやって時間を管理することで、家で子供たちの面倒を見たり、職場の人たちと飲みに行ったりする時間を作っています。これから入社される皆さんとも、一緒にご飯を食べに行ったり、色々な話ができたりして、いいことも悪いことも気兼ねなく話せる同僚になれたら嬉しいです。
とある1日のスケジュール
AM
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8:10
出社・着替え
- 作業着は汚れ対策や安全性の確保、異物混入防止などが目的
-
8:30
朝礼・ラジオ体操
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9:00
試作
- 新規案件の対応
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12:00
食堂にて昼食
- 食事後は話し好きの同僚と談笑
PM
-
13:00
製造
- 高純度薬品の中量産製造
- クリーンルームに入る際は、専用のスーツを着用
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15:00
分析
- 精製後の金属不純物の分析(分析機器:ICP-MS)
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16:00
使用した設備の洗浄、
翌日の作業の準備 -
16:30
デスクワーク
- 分析結果のデータ解析
- 試作製造記録カードの記入
-
18:00
退社